2016.01.08 お知らせ 東京電機大学「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」(デジタルフォレンジック講座)でUBICの野崎周作が講師に

コーポレートコミュニケーション部

「デジタルフォレンジック」って?

デジタルフォレンジック・・・最近では「デジタル鑑識」「電子鑑識」などと呼ばれることもありますが、パソコンやサーバ、スマートフォンなど様々な電子機器や記録媒体にある電磁的記録(デジタルデータ)を、訴訟や法的な係争などで証拠として用いることができるように保全や分析を行う科学的調査手法・技術です。
 
たとえば、企業の情報が漏えいした場合、外部からサーバへの侵入経路や、メール発信者の真偽などを、情報処理技術を用いて何が行われたか明らかにして、捜査や裁判に必要な情報を収集するなど、サイバー攻撃が増加し続ける今日において、デジタルフォレンジックは重要となっています。


東京電機大学によるサイバーセキュリティ人材育成の講座

東京電機大学は、サイバーセキュリティ人材を育成するために2015年4月より「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」(以下、CySec)を開設しました。同コースは、文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」にも選定されており、意欲のある学生や専門知識を取得したい社会人が学ぶことができます。

本コースの1つで、2015年9月に開講されたデジタルフォレンジック講座(主担当:東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 佐々木 良一教授)において、UBICの執行役員・技師長・リーガルテックオペレーション部部長である野崎周作が全15回のうち、5回の講義を担当しました。

第4回  2015年10月 9日  フォレンジック作業の基礎
第5回  2015年10月16日 フォレンジック作業 データ保全
第9回  2015年11月13日 フォレンジック作業 データ解析②
第10回 2015年11月20日 フォレンジック作業 演習(担当講師は共同による)
第14回 2015年12月18日 代表的な対象におけるデジタルフォレンジックの方法②- 不正会計とeディスカバリ

野崎が担当した5回の講義は、いずれもデジタルフォレンジックを行うにあたっての重要かつ実践的な内容です。また、講座全体を通じて、デジタルフォレンジックの考え方や基本技術を知り、個人情報漏えいや不正侵入などのインシデント発生時に、応急対応をとれるようにするとともに、裁判に備えてログを適切に収集、分析できるようにし、必要な資料を法的に問題ないように準備できる能力の習得を目指しました。


受講者は、実践的かつ専門性の高い内容に高い満足

本講座には、学生16名と社会人38名の計54名が参加しました。社会人はセキュリティの専門家が多く、また公的機関からの参加者も見られました。

受講者へのアンケートでは、5点満点で4.4点の高い満足度が得られており、
・コンピュータサイエンスの基本から最先端の技術まで学ぶことができた、
・講師が、実務にたずさわる各業界のトップ人材で、分かりやすい内容であった
と好評を得ました。

講師の野崎は「受講生の皆さんは、勉強熱心な方が大変多く見られました。講義終了後も、毎回、私の前に行列ができ、1時間ほど個別に質疑応答を行っていました。受講生の高い意欲を感じると共に、デジタルフォレンジックの知識や技術の習得が、今まさに必要な状況であることも痛感しました」と述べています。

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東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科教授 佐々木 良一教授作成の資料より

CySecは、今後も、日本国内における高度なサイバーセキュリティの専門家、たとえば、最高情報セキュリティ責任者(Chief Information Security Officer: CISO)または上級セキュリティエンジニアの養成に力を入れ、将来的には国際的にも活躍できる人材を送り出すことを目指しています。

UBICは実践を通じて得た高度な技術と経験を広く伝える機会として、継続して協力を行っていきます。