KIBITKIBITの現在と未来

広がるKIBITの活用領域

FRONTEOは、KIBITを用いた「人間らしい言語処理」をリーガルの領域からスタートさせ、これを金融、知財、人事領域などのビジネスインテリジェンス分野、ロボット領域などのデジタルコミュニケーション分野の2分野に展開、多様な領域のさまざまな現場にKIBITを導入することに成功しています。さらに、KIBITはアプリケーション化されているため、導入費用を比較的低く抑えるといった利点も持っています。

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進化するKIBIT

現在のKIBITは、FRONTEOのアプリケーションに組み込まれて動作する「人工知能」ですが、次世代のKIBITはアプリケーションから独立し、外部からのリクエストに応じて自律的に動作する「KIBITプラットフォーム」へ進化しようとしています。 テキスト、画像、音声など複数種類の異なるデータを同時に処理するマルチモーダル機構を備え、言語以外のデータを分析可能とする研究も行っています。さらには、人工知能同士が自律分散的に通信しあって処理を進めていき、高速かつ自動的に分析範囲が広がっていくような、自律分散型の人工知能を作る構想も進めています。

これらの複雑な仕組みを支える統合基盤が、ビッグデータを自律的に処理して高度な総合判断を得る、未来の「KIBITプラットフォーム」となるのです。

Fig_fields KIBITの進化

KIBITがもたらす未来

現在の人工知能は、導入時にデータサイエンティストや機械学習のエンジニアがシステム構築を行い導入するのが一般的で、導入時のコストが大きく、誰でも気軽に人工知能が使えるわけではないという課題があります。
現在開発を進めているKIBITプラットフォームでは、個々のデータサイエンティストや機械学習エンジニアが持っているノウハウを誰でも簡単に利用できるため、より短期間でより多くの人にKIBITの恩恵を届けることができるようになります。

FRONTEOでは人工知能の発展は大きく二つの段階に分かれると考えています。最初の段階は既存の組織の内部において人工知能とデータの活用が進み、生産性が飛躍的に向上する段階です。たとえばコールセンターの人工知能がお客様の声の分析を効率化したり、工場で生産管理を行う人工知能が導入され、オンデマンド生産が行われたりするようになります。

次の段階は既存の組織を超えて人工知能が連携し合い、さらに広範にデータの活用が進む段階です。たとえば、新しい製品に対する苦情が多いと判断したコールセンターの人工知能が工場の生産管理を行う人工知能と連携し、短期的に生産量を下げる対応を行うといった具合です。
さらに、このような人工知能の連携が既存の組織のみならず産業の垣根を越えて行われ、複雑なエコシステムが構築されることが予想されます。また、この過程において、言語や数値、画像といった複数のモダリティを統合的に解析することも一般化していくでしょう。

今後、KIBITが進化し、次世代の「KIBITプラットフォーム」が出来れば、言語以外のモダリティや、人工知能同士の相互学習による、より高度で利便性の高い分析が可能になります。 新しい未来を牽引する次世代のKIBITに、ご期待ください。