行動情報科学研究所とは

FRONTEOの行動情報科学研究所では、当社の行動情報科学に基づいたビッグデータ解析および人工知能の研究開発を行っています。自然言語処理、データマイニングを始め、ソフトウェア開発などを推進し、サービスの運用から得られるユーザー体験を研究開発へとフィードバック。実際に社会に働きかけながら、研究開発のサイクルを加速しています。

行動情報科学研究所 研究開発体制

行動情報科学研究所は、『研究チーム』『アプリケーション開発チーム(ソフトウェア開発)』『クラウドインフラチーム』『テクニカルサポートチーム』の4つのチームで構成されています。
そのうち研究チームは、自然言語処理、データマイニング、パフォーマンス最適化、ナレッジベース(知識ベース)、行動科学モデリング、ユーザーエクスペリエンスの6つのユニットに分かれています。
各チームの役割は下記の通りです。
研究開発のサイクル

研究チーム
自然言語処理 データ
マイニング
パフォーマンス
最適化
意味論、語用論、文体論まで踏み込んだ自然言語処理研究を行い、非構造のコミュニケーション情報、ビジネス情報などを構造化するための研究を行います。 様々な数学、統計手法を駆使し、テキスト情報、数値情報から有意な情報抽出、情報整理を行うためのアルゴリズムの研究を行います。 ファイル構造、アルゴリズム、並列処理手法の改善を通じ、情報解析パフォーマンスの継続的改善活動を行います。
ナレッジベース
(知識ベース)
行動科学
モデリング
ユーザー
エクスペリエンス
当社のディスカバリサービスで得られた知見、高度情報解析課サービスで開発された不正調査解析手法をナレッジベース化します。 社会学、犯罪学、心理学などの行動科学に基づき、情報分析を行う際の行動科学モデルを構築します。 情報分析手法の研究結果を、ユーザーエクスペリエンスの最適化に応用します。
アプリケーション開発チーム(ソフトウェア開発)
Lit i View E-DISCOVERY、Lit i View XAMINER など、各市場・分野ごとのアプリケーションであるLit i View ファミリーおよび人工知能エンジンの開発を行います。
クラウドインフラチーム
世界各地に配置された当社独自のクラウド基盤Intelligence Cloud の構築および保守を行います。
当社のアプリケーションや人工知能のオンラインサービス基盤であると同時に、ビッグデータ処理基盤でもあります。
テクニカルサポートチーム
世界各地のクライアント、ビジネスパートナー、社内オペレーション部門に対して技術サポートを提供します。

FRONTEOの研究開発

FRONTEOの技術は、独自開発の人工知能「KIBIT」が知的な判断を下し、ビッグデータに埋もれた人間関係や個人の特定、および個人の行動を抽出・整理して可視化することを中心に構成されています。

この「KIBIT」の中核をなすのがPredictive Coding周辺技術です。Predictive Codingは、テキストマイニング技術、人工知能技術などを応用したFRONTEO独自の自動文書解析技術です。Predictive Codingにはテキストに含まれる形態素(最小に分割された意味を持つ言葉のまとまり)の特徴を抽出する際の技術として『伝達情報量』を採用しています。人工知能で使用されることの多いベイズ推定やニューラルネットワーク、ニューラルネットワークの発展形であるDeep Learningは、教師データに強く依存するという特性があります。それに対して、伝達情報量に基づくアルゴリズムは、少ない教師データ(サンプルドキュメント)から人間の判断の特徴を捉える特性があり、客観的・汎用的な判断の特徴を捉えることができるという観点において、他のアルゴリズムより優れていると考えています。

また、エキスパートの知を活用するには、ナレッジベースの構築が必要です。FRONTEOは、国際訴訟支援と不正調査、合わせて1,400 件以上の実案件を通して蓄積されたノウハウをナレッジベース化したCase KnowledgeBaseを研究・構築しています。

さらに、メールなどのコミュニケーションデータから組織を考慮した人間関係を抽出するCentral Linkage、テキストの中から行動を抽出するBehavior Extractorといった技術は、ビッグデータから人間および人間関係を見出す上で重要な技術です。これらの技術は、Predictive Coding と組み合わせることにより、特定の話題に絞った人間関係や行動の抽出を実現し、より効果的なビッグデータ解析を可能にします。

FRONTEOは多くの知見とノウハウを蓄積し、独自の技術を開発してきました。最近では訴訟支援に加えてビジネスインテリジェンス、デジタルマーケティング、ヘルスケアなどさまざまな分野のビッグデータ解析に独自のソリューションを展開しており、当社の人工知能の適用範囲を拡大しています。

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