2015.12.28 イベント 第2回人工知能ハッカソンを開催。「食」をテーマに人工知能KIBITを使った、明日にでも使いたいサービスが続々と開発される! (2015年12月19日・20日)共催:サムライ・インキュベート、Retty

行動情報科学研究所

2015年5月「今そこにある課題」をテーマに好評を博した第1回ハッカソンに続き、第2回目の人工知能ハッカソンが12月19日~20日の2日間にわたり、開催されました。
 
今回のテーマは、ずばり「食」。
そして、ゲストのメンターには、実名型グルメサービスとして話題の「Retty」CTOの樽石将人氏をお迎えしました。
 
樽石さんには、メンターとしての参加だけでなく、「Retty」が持つ口コミやお店情報の一部もご提供いただき、このデータをUBICの人工知能「KIBIT」で解析する、というリアリティの高い取り組みに、多数の応募から選ばれた6チーム約30名が挑みました。
 
2日間にわたる開発のあと、アイディアに満ちたサービスが続々と発表され、集まった一同の充実感と達成感の高い2日間となりました。
 

「食」をきっかけに、多様な問題の捉え方と解決するアイディアが次々生まれる

 今回のハッカソンは、誰もが身近な「食」がテーマということで、どのチームも課題の設定や解決の方向が、より具体的かつ分かりやすいことが大きな特徴でした。一方で、思い入れが強いあまり、サービスの方向に偏りがあり、1日目夕方のメンタリングでは、樽石CTOとUBICの武田より、データ集めの切り口の問題や、ビジネスモデルとしての課題、より多くの人が使えるサービスか、など厳しい指摘が続き、参加者が唇を噛むシーンも…

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熱気を帯びる樽石さん、武田とのメンタリング

アイディアに満ちた数々の発表のあと、いよいよ審査発表!

2日目、約20時間におよぶアイディアソンと開発を経て迎えたプレゼンテーションでは、審査員にメンターの2名と、さらにグルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしー(橋本陽) 氏を迎え、各チーム5分の持ち時間で、解析結果を見せるだけなく、寸劇あり、スマートフォンでのアプリケーションでの紹介あり、などバラエティに富んだ発表が行われました。
 
審査結果と受賞理由は以下のとおりです。

  フォーリンデブ賞

チーム「食いしんぼう万歳」 

【内容】
幹事を悩ませる二次会。参加人数や営業時間などのお店情報と、行きたいお店の方向性などをもとに、マッチしそうなお店を3秒で回答する。
【受賞理由】
二次会のお店を探す、という目の付け所と、深掘りしたシステムの作り方など、全体を通してとても魅力的だったため。(はっしーさん)

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はっしー氏(一番左)とチーム「食いしんぼう万歳」

Retty賞

チーム「SOOS」 
 
【内容】
海外の口コミサイトでの書き込みを元に「分析器」を作成、Rettyの書き込み情報を機械翻訳し、来日した外国人へのお店選びのアドバイスを行う。
【受賞理由】
Rettyが掲げている「食を通じて世界中をHappyに」というミッションとマッチしており、「日本にいる人だけではなく、世界中にいる人に価値を作りたい」という姿勢に大変共感した。(樽石さん) 

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樽石さん(中央)とチーム「SOOS」

UBIC賞

チーム「超NANIKA」の二宮健さん

【内容】
 客の入りなど診断して欲しい店舗に対し、レビューをベースに「他店と比べて欠けている要素」を明らかにし、客数アップのための、アドバイスにつなげる。
【受賞理由】
解析において、KIBITの特性を良く考えていたこと。またその上で、自分たちのサービスに新しい観点で価値を付け足し、新しい指標を作ったため。(武田)

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武田(左)と二宮健さん
 

最優秀賞

チーム「Diversity」

【受賞理由】
サービスのアイディア、チャットとレコメンデーションをスムーズにする、という着眼点が良かった。KIBITを使ったお店選びの分析でも良い結果を出している。またUBICの人工知能搭載ロボット「Kibiro」を用いて実現しようとしていることと重なっていた。(武田)

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武田と最優秀賞を受賞したチーム「Diversity」
 

最優秀賞を受賞したチーム「Diversity」が提案したサービスは、チャット上でbotを介して、人々の意見をテキストとして集め、そのテキスト情報をもとにオススメの店を提案するというものでした。その無理なく、誰もが利用シーンを想像できる完成度の高さに、審査員だけでなく、参加者も共感を覚えていた様子で、忘年会シーズンまっさかりの開催時期だからこそ、「明日にも実装して欲しい」という声が聞かれました。
 
今回、惜しくも受賞を逃した他のチームも「食」「お店選び」における現実的な課題に対して解決を図る内容でした。デートで活用できるお店の提示や、ラーメンの微妙な好みの違いを理解してレコメンドするなど、実用性の高いアイディアなどが生まれています。
 
最後に武田より、「前回のハッカソンに比べ参加者のAPIに対する理解が深まり、より現実的なアイディアと精度の高い解析結果が出ていたと思う」という感想とともに、非常に有意義なハッカソンであったと伝えました。
 
UBICでは、今後も今回のような実用性があり、誰もが「欲しい」と思うサービスのアイディアを、ハッカソンを通じて、皆で生み出していきたいと思います。ご参加いただいた皆さま、スタッフの方々、ありがとうございました!

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表彰式後、みんなで記念撮影