FRONTEOの事業概要と戦略

当社グループは、人間の機微を理解する人工知能「KIBIT(キビット)」が持つ可能性を最大限に引き出し、社会に貢献するための活用領域として、4つの分野へ展開していく戦略を描いております。具体的には、原点であるリーガル事業に加え、AI事業の3分野(ビジネスインテリジェンス、デジタルコミュニケーション、ヘルスケア)において、「人工知能が人間を理解し、すぐそばで人間をサポートしてくれる社会」の早期実現を目指します。各事業分野で拡大成長し続けるべく、以下の項目の強化に取り組んでまいります。

リーガル事業

eディスカバリ市場は年平均成長率15%で拡大しており、参入企業は米国で1,000社超と多い状況です。こうした環境のもと、当社グループはアジア発のディスカバリベンダーとして、豊富な支援実績に基づくノウハウに加え、独自開発したeディスカバリ支援システム「Lit i View」の強みであるアジア言語対応力や人工知能技術「Predictive Coding」による効率性、全行程をワンストップでサポートする対応力を武器に、今後はグローバルでのクロスボーダー営業を加速させることで、eディスカバリ市場で事業の拡大に取り組んでまいります。

AI事業

ビジネスインテリジェンス・デジタルコミュニケーション

企業の業務効率化にAIを活用するという取り組みは新聞紙上でも連日報じられ、大変注目を集めております。こうしたなか、当社が独自開発した人工知能エンジンKIBITは、幅広い業種へ導入している実績と、少量の教師データで動くことによる機動性の高さ、導入に向けた業務分析から運用サポートまでフルサポートできるコンサル力を強みに、わが国で実用化されている数少ない人工知能の一つとして認知が広がっております。特に、金融機関では、FinTechに次ぎRegTech(Regulation Technology)という造語も生まれ、規制強化に対しAIの活用により早急に業務の精度を上げたいというニーズが強いことから、今後は、KIBITの営業体制もRegTech領域へ集中をしていく所存です。こうしたAIへの期待が高まる一方で、ユーザー企業においては、AIの特性への理解不足や、社内におけるデータ解析人材の不足に課題があるケースが多くみられることから、今後は、ユーザー企業内でのAI活用人材の育成を目的として育成講座を提供することに加え、AIの導入から運用までのサポート体制をより充実化させることで、導入に向けたハードルを低減させ、市場開拓の促進に努めてまいります。

ヘルスケア

ヘルスケアの領域では、高齢化社会を迎え患者数が増加傾向を強める一方で、医療・介護従事者の人手不足が叫ばれており、医療・介護現場の継続的な業務の効率化が不可欠で、AIの潜在市場は非常に大きいと予想されます。また、スピードや解析の質、機密性の面で厳しいリーガル事業で培ったKIBITは、医療現場の情報管理や解析ニーズと親和性が高く、医療・介護の質の向上に寄与する場面は数多く見込まれることから、ヘルスケアを中長期的な成長の柱と位置付け、積極的な投資を進めてまいります。なお、ヘルスケア分野は、医療機関との共同開発、実証実験、臨床試験といった工程を要し、他の分野に比べ収益化まで時間を要するという特徴がありますが、なかには、医療介護現場に従事する職員の退職防止システムやMR効率化など、ビジネスインテリジェンスで培ったノウハウを応用することで短期収益化が図れる案件もあることから、今後は、短・中・長期のパイプラインを充実化させることに注力をしてまいります。

成長戦略について

決算説明会資料

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